寒川町観光協会の事務局長に就任した 森 一光さん 一之宮在住 60歳
”観光”作って町のPRへ
○…寒川町の観光の要といえば寒川神社。「しかしそれ以外、となるとなかなか核となるものはない。これからは寒川の観光を作っていかなければ」と話す。5月25日付で事務局長に就任。観光協会の事務方の長として今年度は『花と文化の町づくり』をテーマに事業を進めていく。
○…新たな観光スポットの構築という点で、昨年度は茅ヶ崎市や藤沢市が小出川沿いで整備を進めてきた彼岸花を寒川町まで延伸させた。「寒川には自然が豊富にあり、相模川、目久尻川、小出川と水流も充実している。その川沿いを花で埋めていけば、観光スポットにもなり、環境にも良い町になるのでは」。今年度も、彼岸花の整備を充実させたい考えだ。また、茅ヶ崎里山公園にできた観光情報コーナーでのPRや、観光サポーターや地元学生などの協力を得ながら、寒川の観光マップの刷新なども予定しているという。
○…定年を迎え事務局長に就任する前は、寒川町職員として福祉や教育委員会、都市計画に関わってきた。教育委員会時代には、一之宮小学校内にある『文化財学習センター』の立ち上げに関わっている。「センターを作ったときは、壁を自分で塗ったりしましたね。手作りですよ」と笑う。「観光に関わるのはこれが初めて」と話すが、観光資源には文化財も含まれる。経験を観光分野へと生かす夢も膨らむ。
○…出身は平塚市。働きながら夜間の大学に通い、昭和48年に町役場へ入庁。平成元年に寒川町へと引っ越してきた。現在は子どもも独立し、妻と暮らす。「あまり腹を立てたりすることはありませんね」と話すように温厚な性格で、昔からトップを支えるナンバー2的存在だったという。好きなものは「古いもの」。休みの日には、大和市の骨董市などにも足を伸ばす。「寒川でも骨董市のような催しができればいいですね。私の夢です」。語る口調は生き生きとしていた。
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