8月28日(日)投開票で行われる寒川町長選。今月8日に元町企画政策部長の木村俊雄氏(61歳)が出馬を表明。20日には現職の山上貞夫町長(68歳)が出馬表明したことで、現職、新人の一騎打ちの様相を呈してきた。※起稿21日
任期満了に伴う寒川町長選は8月23日(火)告示、同28日(日)投開票の日程で行われる。
先月までは目立った動きはなかったものの、投票日まで3ヵ月を切った今月8日、元町企画政策部長で寒川町社会福祉協議会常務理事を務めていた木村俊雄氏が会見を開き、町長選への出馬を表明した。
木村氏は出馬にあたり本紙の取材に「最近の町政運営・事業の進め方についてはその場しのぎの対応が目立ち、理解しがたい点が多々見受けられる。ただ経済情勢を理由とするのではなく、この厳しさを行政、住民、事業所などが共有し、より良い町のために共に考え、行動したい」と話した。 さらに住民の絆を大切にした絆社会の実現をキーワードに、安心、安全で元気な寒川をつくるために「協働のまちづくりの推進」、「教育・文化によるまちづくりの推進」を基本理念に掲げた。
一方、その動向が注目されていた現職の山上氏は、今月20日に行われた議会定例会の一般質問で、藤澤輝夫議員の質問に答え、2期目の町政運営に臨む気概を話し正式に出馬する意思のあることを明かした。
議場で山上氏は「町民のために3年9ヵ月町政を進めてきた。私の政治信条であるクリーンで透明な町政のために今後もかじ取り役を担っていきたい」と決意を述べた。
掲げた政策については、町立小中学校の耐震化、寒川駅北口の整備、田端スポーツ公園の完成、役場の土曜日開庁、自身の給与20%削減などを成果としてあげ、総合的には70%の達成率と総括した。また、商業・観光振興で昨年の「さむかわB―1バトル」の開催にも言及した。
8月28日の投票日まであと2ヵ月余り。節電で暑い夏が予想される中、現職、新人が相次いで出馬を表明したことで、寒川の暑い選挙戦が一気に走り出すことになった。
■山上貞夫氏略歴
昭和18年(1943年)生まれ。県立平塚高等学校卒。昭和60年に(株)山上建設代表取締役、平成19年同取締役就任。平成9年に寒川町議会議員に初当選、平成13年町議会副議長、平成15年町議会議長に就任。平成19年議員任期の半ばで町長選に出馬し、第22代寒川町長に就任。1期目。現在、湘南地区町村会会長、湘南地域市町連絡会議会員、湘南広域都市行政協議会副会長などを歴任。岡田在住。
■木村俊雄氏略歴
昭和24年(1949年)生まれ。県立茅ヶ崎北陵高等学校、法政大学卒。昭和47年に寒川町役場に入庁。税務、財政、都市計画等の部署を経て、町民部長、総務部長、企画政策部長を歴任。平成22年4月に社会福祉法人寒川町社会福祉協議会常務理事に就任(平成23年6月6日に退任)。寒川町消防団第4分団(岡田)副分団長の他、寒川町岡田西自治会監事を務める。岡田在住。
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