30周年を迎える寒川町青少年環境浄化推進協議会の会長を務める 佐藤 弘美さん 小谷在住 50歳
前向きな心で健やかな町へ
○…青少年を取り巻く環境の健全化を目的に創設された『寒川町青少年環境浄化推進協議会』が30周年を迎える。37人のメンバーをまとめ、現在は10月22日に行われる記念式典の準備を進めているところだ。「これまで会を支えてきた歴代の会長に敬意を表したい。たまたま節目の年に会長になりましたが、これも何かの縁」と語る。
○…青少年指導員から分かれた組織で、活動はすべてボランティアだ。活動内容は風俗業者のステッカーや捨て看板の撤去、有害図書の回収など。「今は捨て看板や有害ステッカーなどが減ってきたので薬物乱用防止に力を入れています」。町内の中学校、高校の文化祭や産業まつりで啓発活動を実施。今回は30周年記念事業として町民から標語も募集した。「たくさん応募していただき感動しました」と話す。優秀作品は式典で披露され、横断幕として町内に掲げる予定だ。
○…「環境浄化の活動は、目に見える結果が分かりにくいんです」。青少年指導員からの出向という形で、はじめて協議会に関わったのが約10年前。活動内容は地道なものが多く、小さな積み重ねが環境を改善していくという性質のものだ。「だからこそ、もっと会の目的や活動について知りたいと思うようになりました。そんな時に専任委員としてやらないかと声を掛けていただいて」。以来、青少年指導員として子どもたちと接し、成長を見守りながら、同時に健やかな環境づくりに携わり続けている。
○…普段は美容室『ビューティMIDORI』のスタッフとして働く。「きっかけは湘南マラソン」と言うように、ひょんなことからマラソン友達となったオーナーに誘われたという。これも縁で繋がった関係。アットホームな雰囲気の中、お客さんや仲間と話すひと時は活力の源だ。「人と話し、触れ合うことで落ち込まず、何でもプラス思考で考えられます」。溌剌と輝くような笑顔を浮かべた。
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