芍薬(しゃくやく)が黄色の大輪 宮山の斉藤さん宅で
宮山在住の斉藤照久さん(77)宅で5月11日、黄色い芍薬が大輪の花を咲かせた。芍薬は一般的には白や紅色の花を咲かせるものが多く、黄色は交配により作られた珍しい種類だという。
斉藤さんが園芸を始めたのは、定年を前に身体を壊したのがきっかけだった。大病を患い、「考え方、趣味も変わった」と話す。命を育てる喜びを感じ、身体も回復した定年後から、書籍やテレビの園芸番組などで知識を学びながら様々な花を育て始めた。
この芍薬は3、4年前に「変わった花を育てたい」と思っていたところ、たまたま見つけた小さな苗を買い求めたもの。病気にならないよう消毒や肥料を与え、手塩にかけて育ててきた。株分けをして、1つの苗が今は3つにまで増えているという。
そして今年、初めて大輪の花をいくつも咲かせた芍薬。「近所の人も見に来てるよ」と笑みを浮かべる斉藤さん。自らが通う病院などにも花を届けているそうだ。「癒しになればいいね」と話していた。
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