(仮称)湘南台寒川線 環境実態の調査へ 6月補正予算で事業費を計上
茅ヶ崎―寒川北区間の今年度開通が予定されている『さがみ縦貫道路』。この建設に伴い、寒川町の東西を結ぶ幹線道路として県や藤沢市と協議を進めてきた『(仮称)湘南台寒川線』の起点がこのほど決定し、12・13年度で町内の環境実態調査が行われることになった。
同線は、さがみ縦貫道路の寒川北IC(インターチェンジ)を利用する車両が町内の生活道路に流入する事を防ぎ、町北部の東西幹線道路不足の解消、渋滞緩和をめざして計画されたもの。ルートについては、寒川と藤沢をまたがる道路のため、以前から県を交えて藤沢市と話し合いが行われてきたが、このほど起点が決定したという。
計画によれば、同線は道幅25mの4車線(片側2車線)道路。寒川北ICと県道丸子中山茅ヶ崎線に接続する遠藤宮原線入口(藤沢市)を起点とし、全長は直線距離で約2・3Km。うち1・5Kmが寒川町内となる。
町は6日から行われている「町議会定例会6月会議」に一般会計の補正予算を提出。(仮称)湘南台寒川線整備促進事業費に2千万円を計上した。道路設置による環境への影響、騒音などの調査費に充てられ、寒川町は町議会での承認後、環境実態調査を開始。その結果をもとに来年度の早い段階で都市計画決定を行い、用地買収、整備に着手していきたい考えだ。
さがみ縦貫道路南北ICは今年度開通
同線の計画を含め、寒川の交通に大きく関わる『さがみ縦貫道路』は、茅ヶ崎JCT(ジャンクション)から寒川北ICまでの約5・1Kmの区間が今年度中に開通する予定だ。
寒川町には寒川南(田端二本松交差点付近)と寒川北(宮山の産業道路沿い河西工業(株)寒川工場付近)の2つのICが建設される。国土交通省関東地方整備局によると、寒川北ICから海老名JCTまでの約4・3Km区間は、供用開始時期が2年先送りとなった。これは整備地がJR相模線と新幹線に近接しており、鉄道の運行に支障がないよう工期スケジュールの見直しが図られたことにある。これにより全線開通は2014年度となる見通しで、町内の交通事情はこの数年で大きく変化しそうだ。
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