神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2013年4月5日 エリアトップへ

県花き展覧会スイートピーの部で金賞1席に輝いた 吉田 光晴さん 宮山在住 49歳

公開:2013年4月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

生産は試行錯誤の連続

 ○…花とみどりのフェスティバル第35回神奈川県花き展覧会スイートピーの部で「金賞1席・神奈川県農業協同組合中央会長賞」を受賞した。出品したのは『リップルラベンダー』という品種で、平成15年に神奈川県農業技術センターで開発され、スプレーで吹きかけたような模様が特徴。「自分が生産した中で一番いいものを出品しました。花の付き方やバランスなどが、たまたま審査員の方に気に入られただけだと思いますので…」と謙虚に振り返る。

 ○…同じ品種で、他のコンテストでも最高栄誉の賞に輝いたことがある。「この品種とは相性がいいのでしょうね。最初におおまかな情報はもらうんですけど、作り始めてやっと理解できることが多い。この品種も特徴がだんだんわかってきましたよ」とまだまだこれからといった様子だ。現在扱う品種は14種類。生産は試行錯誤の連続だが、今年は初冬の寒さや3月の暖かい陽気の影響で、出荷に追われたという。

 ○…農家に生まれ「ただ漠然と自分も農業をやるのかな」と思った。社会に出たのは、ちょうどバブルが膨らみ始めた頃。父の勧めもあり農協に勤めはじめた。「ネクタイを締める仕事に憧れていたんですよ。出張とかカッコイイじゃないですか」と笑う。結婚して30歳を機に退職。農業一本の道を歩み始めた。家族は妻と1男2女。「農業は食べていくだけで大変です。子どもたちには好きな道を歩んでほしい」と優しい父親の表情になった。

 ○…スイートピーが終わるとメロンが始まる。温室の修理、資材の整理、休む暇はない。時間があれば県外のスイートピー農家を見学し、技術を吸収する。「他所を見ると『やらなきゃ』って思うし、何より参考になることが多い」。省力化して効率を上げることも大きな課題。「『今年は大成功だった』そう言える年を経験してみたい。それが当面の目標ですね」。貪欲な向上心は尽きることがない。
 

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

寒川版の人物風土記最新6

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市在住 60歳

3月29日

大澤 文雄さん

瑞宝双光章を受章した元寒川町教育委員会教育長

大澤 文雄さん

倉見在住 72歳

3月15日

内村 徹さん

中学生硬式野球チーム「湘南茅ヶ崎ボーイズ」を初の全国大会に導いた

内村 徹さん

寒川町在住 41歳

3月1日

山田 仁子さん

県のなでしこブランドに認定された「PonCha」を手掛ける菱和園の代表取締役

山田 仁子さん

寒川町内在住 52歳

2月16日

中島 淳一さん

「江ノ電沿線新聞」への連載などを通じ地域の地蔵の伝承に努める

中島 淳一さん

藤沢市在住 67歳

2月2日

下里 宏規さん

2023年度第41回神奈川県優良産業人表彰を受賞した

下里 宏規さん

下里自動車株式会社代表取締役 64歳

1月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook