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寒川版 公開:2014年5月2日 エリアトップへ

湘南しらす漁 快調 1回で400kg超えも

公開:2014年5月2日

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釜揚げされたしらすが湯気を立てて並ぶ(北村水産で4月23日撮影)
釜揚げされたしらすが湯気を立てて並ぶ(北村水産で4月23日撮影)

 湘南のしらす漁が4月から好調となっている。3月11日の漁解禁直後は低調だったが、穏やかな天候が続いたこともあり豊漁の日々が続いているという。

 茅ヶ崎市内でしらす漁を専門に行っているのは4軒。それぞれ直売や大手スーパー、地元魚市場などで流通され、湘南のしらすとして消費者のもとへ届いている。

 「今は朝5時過ぎから船を出して1時間半くらいで10樽分(400から500kg)がいっぱいになりますよ。いない時は10時過ぎまで漁を行っているから最近は本当によく獲れるね」と話すのは北村水産(柳島海岸、【電話】0467・58・0437)の北村格代表(71)。しらすは黒潮の暖流に合わせて訪れる。沖からの黒潮が蛇行して相模湾に流れ込む時期にしらす漁が始まり、水温が17度くらいに上昇するとよく獲れるという。「しらすは風も雨も嫌う。今は良いけど成長すればよそへ行っちゃうし、いつ不調になるかも分からないのがしらす漁だよ」と北村代表。

 北村水産では水揚げ直後の生しらすを赤穂の天然塩を加えた釜で一気に茹で上げる。屋上で水分をとばすための天日干しをした後にパック詰めをしている。天日干しはその日の天候にも左右されるが、晴れていれば30分ほどで程よい釜揚げしらすに仕上がるという。

 屋上で作業を行う男性は「からっとした北からの風が吹いている時が良い。釜揚げなのであまり乾かし過ぎないよう注意しつつ、しっとりした感じを残しています。手に取った時に湿り気で手につかない程度のぱらぱら具合にしています」と話す。同社では獲れたしらすは釜揚げのほか、生しらすなどで直売、系列飲食店で提供している。

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