観光ボランティアガイド一期生として寒川の魅力を発信する 森 和彦さん 一之宮在住 66歳
ガイドは腕の見せ所
○…寒川町観光協会の観光ボランティアガイドの一期生として、6月のイベントでデビューする。現在、一緒に活動予定のガイドは6人。昨年4月の結成時から月2回の研修を重ね、寒川町の知識を深め、それを説明できるよう練習を積んできた。「志高い方ばかりが集まり、楽しみです。みなさん専業ではないので、同志が増えてくれるとありがたいですね」。これまでは他市のガイドが寒川に入って観光案内をしていた。これからは寒川のガイドが寒川を案内することになる。
○…寒川神社を中心とした観光行政に力を入れ始めた寒川町だが、相模国準四国八十八ヶ所巡りでは、町内にも9ヶ寺が名を連ねるなど、名所も多い。「観光マップを手に歩いてみましたが、道一つずれてしまうなど、正直わかりにくい。道標や歴史案内板の数も少ない。まだまだ整備すべき課題が多いですよ」と現状を語る。
○…鎌倉生まれ。「寒川に40年住んでいますが、まだまだ知らないことが多い。たまに鎌倉に行くとなんだか落ち着くんですよ」と歴史好きの血が騒ぐ様子。一之宮小学校にある文化財学習センターをたまたま覗いたことが契機だった。釣り手土器などが展示されていることを知り、それからカメラ片手に町を歩くようになった。そのさなか、目に飛び込んできたのがボランティアガイドの募集だった。「寒川には名所がたくさんあります。国指定のものはありませんが、楽しんでいただける要素はたくさんある。我々の腕の見せ所ですね」
○…長年の会社勤めを終えて旅行業の国家試験に合格。旅行会社では自身がボランティアガイドを手配する役割だった。さらに障害者の旅行に携わるようになり、ヘルパーの勉強にも尽力。その後介護施設へと転職した経験も持つ。「いろいろ経験させていただいて、役に立つことも増えた。寒川の観光促進のために全力で頑張ります」
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