さむかわ国際交流協会の会長に就任した 八坂 眞司さん 大蔵在住 66歳
少しでもお役に立ちたい
○…5月14日付で会長に就任した。「さむかわ国際交流協会は、ホームステイの受け入れやハロウィン、日本語教室など、様々な事業を行っています。それを、担当者それぞれが助け合いながら、みんなで良い事業にしていこう。こう考えています」と就任にあたっての抱負を話す。「実は、これまで協会にお世話になることが多かった」。というのも、入会したのは昨年の7月。それまでは、自らが中国で指導していた大学の学生を、協会のホームステイ事業として受け入れてもらっていたのだ。「お世話になるばかりで、少しでもお役に立てればと」
○…寒川町で小学校教諭として勤め、旭小の校長を最終キャリアとしてイギリスに渡った。「妻と一緒に老後はのんびり海外を回ろうという話をしまして。でもツアーに乗るのはいやだと。英語を身に着けて自在に旅したいと考えました」。元々英語の教師だったわけではなく、国際交流はここから始まった。その後、縁あって同地で日本語を教えるようになり、さらにタイや中国でも指導する運びに。短い間だったが、いろいろなことを学んだという。
○…その中の一つが。日本と海外のホームステイの受け入れ方の違い。「海外では下宿のような感覚で留学生を受け入れています。日本のようなボランティア的な感覚と少し違うんですよ。文化の違いは大きい」。自らが行う海外での日本語指導法は現地語を使わない、いわゆる『直接指導法』。「書くことより、喋ること重視ですね。日本は書くことや和訳が主流ですから」
○…親類に教員が多く、「自然とその道を歩んだ」というが、大学時代で出会った『ジョン・デューイ』の本に感銘を受け、子どもに知識を詰め込まず、子ども同士で考え合う授業を実践した。「自分で考えて、自分で行動する。これが大事です」。話せば話すほど、熱を帯びて止まらない。教えることが大好き、そこにブレはない。
|
|
|
|
|
|
<PR>