2015年4月の運用開始を目指し、JR相模線香川駅西口駅前広場を整備することがこのほど分かった。駅前の安全確保や混雑緩和を目的としており、工事開始は11月中旬を予定している。
同事業は茅ヶ崎市の「香川駅周辺地区まちづくり整備計画」の中に位置付けられているもの。同駅周辺のまちづくりはJR東日本による駅施設整備が密接に関係しており、今後見込まれる相模線の複線化に伴う駅行き違い化の整備時期が、具体的に明らかになっていないのが現状。また地域住民からは、長期的な視点から地域の将来像を見据え、地域特性に応じたまちづくりの提案も行われているが、方向性の決定には時間を要するという。この「複線化」「地域住民とのまちづくり」などの点から、同計画は検討段階の部分も多いという。しかし現在同駅西口の一部のコミュニティバスのバス停では、乗降客の停留スペースがなく一部民地の軒先を利用していることや、雨天時の駅利用者の送迎車などによる駅前混雑は喫緊の課題とされてきた。
これを受け茅ヶ崎市は2009年度から駅前広場用地の確保に向け交渉を行い、今年5月31日付で全地権者との交渉が成立。用地確保が完了した。整備される西口駅前広場には、一部のバス停を移動させるほか、一般車両の乗降スペースやタクシー乗り場を新たに設置。これにより「駅前の混雑緩和」や「安全性の確保」などが進められるという。
茅ヶ崎市拠点整備課は「駅前通りの円滑な車両の往来と、歩行者の安全性確保が格段に図られると考えています」と話す。今後は11月中旬に着工、2015年4月からバス停移動、広場の運用開始を予定している。問い合わせは同課【電話】0467・82・1111へ。
寒川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
<PR>