寒川町議会では、タブレット端末を導入して議会を行っていくことを発表した。平成27年2・3月会議では紙資料と併用しながらタブレット会議を実施し、年内中のペーパーレス化を目指す。議会事務局によると、県内でのタブレット導入は逗子市に次いで2例目。
同議会が導入するのは、タブレット端末とクラウド(コンピュータネットワーク)を用いた「文書共有システム」。インターネットを介し、共有するデータ(議案や資料)をタブレット端末で見ながら会議を行うもの。若手議員はもちろんベテラン議員も積極的に利用を推進するなど、これまでに調査・研究、勉強会を開いて準備を進めてきた。
期待される効果は、ペーパーレス会議で膨大な紙資料の削減、印刷・配布コストの削減、事務負担の軽減、各種資料・情報を即座に共有・配信、会議進行のスピードアップ、カラー化や動画の閲覧など効果的な資料作成が実現など。
一般に目にする機会は少ないかもしれないが、議会といえば分厚い紙資料が付きもの。今回の導入で、年間で約10万枚の紙資料がペーパーレス化されることになる。データはすべて暗号化されるなどのセキュリティ対策により、外部への情報流出やメール誤送信のような心配はないという。
議会と執行部双方でタブレット端末48台をリースし、クラウドの利用料などで年間約265万円以上の費用がかかるが、将来的には低コストで議会運営が可能になるという。
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