神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2015年2月27日 エリアトップへ

居合道7段の段位を取得した 井上 和夫さん 岡田在住 76歳

公開:2015年2月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

やればやるほど夢中に

 ○…昨年11月に居合道7段の段位を取得。岡田で『唯心館』を構え、居合道の指導に当たる。仮想敵を相手に鞘から刀を抜く一連の動きを表現する居合道は、打ち合いなど激しい運動ではないため、老若男女で楽しめる武道として親しまれている。「合気道と間違われることも多いですよ。そんなときは道場まで見に来てもらうようにしています」と微笑む。

 ○…子供のころ、父親の影響で剣道を始める。その後30歳代半ばで居合道に転向。多くの型を身に着け、より実戦的なレベルへと自身を高めていった。「居合道はやればやるほど、いろいろなことに気づくようになる。こうなると面白いですよ。自分の世界に入ってどんどん夢中になれる」。7段の取得に向けた時期には、稽古のやり過ぎに気づかず、左肩を負傷する事態に。「本当に斬り合っていたら無傷でいられたかどうか、とか考えるんですよ。刃の角度にこだわったりね」。居合道の魅力を語る表情は輝いている。

 ○…居合道に転向したのは、実は仕事内容の変化が影響していた。会社役員の運転手を務めることになり、気遣いが多い日常が続くことになったからだ。「父親が警察官で、昔から『余計なことはしゃべるな』とよく仕込まれていました。こうした適性があったのでしょうか」。それからは帰宅してからの少ない時間で居合道に励むことに。激務の癒しとして、また、ストレス発散という意味でも益々稽古に熱が入ったという。

 ○…子供3人、孫4人も剣道など武道に親しむ。「孫が試合で活躍してくれて嬉しい。いろいろ細かい心構えなど聞きに来てくれるんですよ」と柔和な表情で目を細める。孫と行く年に1度のグアム旅行が何より楽しみだとか。趣味はカメラ、鉢物。どこか居合道に雰囲気が似ているのではと問うと「ぜんぜん関係ないですよ。父親に似て付き合い下手だからじゃないですか」と笑った。

寒川版の人物風土記最新6

深澤 文武さん

4月1日付けで寒川町副町長に就任した

深澤 文武さん

小谷在住 59歳

4月12日

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市在住 60歳

3月29日

大澤 文雄さん

瑞宝双光章を受章した元寒川町教育委員会教育長

大澤 文雄さん

倉見在住 72歳

3月15日

内村 徹さん

中学生硬式野球チーム「湘南茅ヶ崎ボーイズ」を初の全国大会に導いた

内村 徹さん

寒川町在住 41歳

3月1日

山田 仁子さん

県のなでしこブランドに認定された「PonCha」を手掛ける菱和園の代表取締役

山田 仁子さん

寒川町内在住 52歳

2月16日

中島 淳一さん

「江ノ電沿線新聞」への連載などを通じ地域の地蔵の伝承に努める

中島 淳一さん

藤沢市在住 67歳

2月2日

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月12日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook