3月末で運営を終了することが決まっていた茅ヶ崎ゴルフ場(茅ヶ崎市菱沼海岸)が4月以降も継続することが決まった。今回の措置は暫定的なもので、今後新たな土地利用が決まり、具体的な土地譲渡が行われるまでの2年間となっている。
ゴルフ場を運営する観光日本(株)が昨年4月に会員や、土地所有者である神奈川県などに撤退を発表。その後は市民団体などが広域避難場所としての機能維持や環境保全などの点からゴルフ場存続の可能性を模索していた。
神奈川県は今後の土地の利活用に向けて今年1月末、事業アイデアの募集や基本方針の策定、今秋の事業者募集開始といったスケジュールを公表。4月以降は維持管理の経費などの面もあり、新たな事業が具体的に進展するまで暫定的な継続運営の話し合いを観光日本(株)と進めていた。
県の関係者は「今のところ、発表したスケジュールに変更はない。現在は4月以降のゴルフ場との運営に関して最終的な契約の詰めをしているところ」と話す。県はこれまで、土地貸付料として年間9100万円ほどを同社から得ていたが、4月以降の契約は6300万円ほどで話が進められているという。これは県が市に支払っている市町村交付金と同額で「県として収入にはならないが、土地譲渡までの期間が遊休地となれば維持コストが発生するので、それを防ぐ為の措置」と担当者は話している。
(3月16日起稿)
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