一之宮のコーワテック(株)が開発した人工筋肉による遠隔建機操縦ロボ『アクティブロボSAM』が商品化され、神奈川県が推進する『さがみロボット産業特区』新設モニター制度の第1号に指定された。今後の普及が期待される。
ロボット特区では、昨年6月に『パワーアシストハンド』が商品化されており、それに次ぐもの。最近では、さがみ縦貫道全線開通やJRさがみ線『アトム号』運行など、特区に関する話題も豊富で、商品の知名度を高める絶好のタイミングでの発売開始となった。
『SAM』は、空気圧で収縮する人工筋肉によって駆動し、建機を動かすロボット。操縦者が車載カメラの映像を見ながら操作するので、山林の斜面や二次災害等の危険が伴う災害現場など、人が操縦するには危険な状況で威力を発揮する。県の新設モニター制度の第1号になったことで、県内公共機関等での導入も調整中とのこと。今後の普及や更なる改良に向けて支援を受けられる見込みだ。
同社では「商品化は実現できましたが、様々な建機への合わせ込みや、使用環境への適応力アップなど、まだまだこれからです」と現状を説明するが、第1号機の誕生時期も近付いているようだ。当面は受注生産となり、リース販売も可能になっている。
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