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寒川版 公開:2015年6月12日 エリアトップへ

寒川町観光協会の事務局長に就任した 久米順之(じゅんじ)さん 足柄上郡松田町在住 47歳

公開:2015年6月12日

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地域とふれあい大切に

 ○…昨年度に法人化され、今年3月末には寒川駅前に移転した一般社団法人寒川町観光協会。さがみ縦貫道路の全線開通とともに、寒川町の新たな時代がスタートとした4月1日、事務局長に就任した。「寒川の魅力を発信し、観光事業を通して町を活性化させていきたい」と意気込む。

 ○…東京生まれ。金融機関に就職したが、30歳で神社界に奉職することを決意。神主の資格を修得し福島に移った。震災後も変わらず従事し続けていたが、突然、後継者が現れ、身の振り方を考えているときに、縁あって寒川行きが決まった。「初めて寒川に来たとき『うらやましい』と思いました。道路は整備され、平地だし、福島は山岳地帯だったので…」。自宅からは電車通勤だが、自転車で寒川中を走り回っているという。

 ○…金融機関では中小企業を担当していた。福島の神社では神主として地域の人たちとのふれあいを大切にした。「物的支援と精神的支援との違いはありましたが、地域とふれあうという意味では同じこと。寒川でも一所懸命やっていきたい」と微笑む。

 ○…明治天皇の御製『おほぞらにそびえて見ゆるたかねにも 登ればのほる道はありけり』を常に心に留めている。仕事というものは神様から『できること』として与えられ、「できなければ自分の努力が足らない。何事も強い意志と努力で道を拓いていかなければ」と話す。社会人になって巡り合ったこの御製。「最終的に目標にたどりつければいい」。震災で大きな被害にも遭遇した。いろいろな経験してきたのは大きな強みだ。

 ○…子どもの頃は絵を描くことが好きだった。高校時代にはハンドボールにのめり込む。「何かを始めてしまうと一途になってしまう。その頃は絵を描くことも忘れて…」と笑う。今は寒川での仕事に全力投球。「できるのであれば、また神主として神様にお仕えしたい。定年したらですけどね」。妻、子2人、両親と6人暮らし。

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