茅ケ崎警察署管内(茅ヶ崎市・寒川町)で、振り込め詐欺発生件数が県内最多であることが分かった。
2015年1月から6月18日までの管内の発生件数は25件で、昨年同時期より11件増加。被害総額も5335万円にのぼる。
一方県内での発生は382件で、昨年同時期に比べ半減。被害額は3億3千万円減少し、10億7千万円の被害が出ている。
1月7日に今年1件目の詐欺が発生して以来、1月に4件、2月には発生累計が10件になり県内最多に。その後3月に14件、4月に19件、5月に22件まで増え、現在25件で県内で最も多い地域となっている。
被害の手口は「オレオレ詐欺」が21件と最も多く、次いで「架空請求詐欺」「還付金詐欺」が続く。
実際に管内で起きた代表的な手口としては「カバンをなくし、取引に必要なお金が必要」「女性を妊娠させてしまい、慰謝料が必要」などのほか、株などの購入をめぐる「名義貸し」が増えている。
こうした被害を防ぐため同署では地域の老人会などに出向き防犯講話などを行っているほか、高齢者宅への個別訪問も行っている。生活安全課の佐藤一彦課長は「『自分は騙されない』と思わず警戒心を持ち、手口を知って欲しい。そのうえで必ず誰かに相談するなどの対策をとることで被害が減らせる」と話している。また「匿名で相談できるので身近に相談相手がいなければ警察に電話を」と話している。
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