キリンビバレッジ湘南工場(寒川町倉見1620)で『キリン午後の紅茶ツアー』と題した工場見学が人気となっている。9月1日から一部の工程を世界で初めて可視化するなど見どころ満載となり、これまで平日だけ可能だった見学を土日祝日も実施することにした。
一部工程を可視化
工程の可視化は、実際の工程を透明化したものではなく、別室で工程と同じ動きを安全に見学できるようセットし直したもの。『蒸気トンネル』はペットボトルのラベルが蒸気のトンネル内で熱収縮し、ペットボトルに密着する様を可視化できるようにした世界初の包装機械。ここでしか手に入らないオリジナルの『午後の紅茶』を持ち帰れることで大人気となっている。
もう一つの機械は『ブロー成形機』。ペットボトルのプリフォームが一瞬のうちに膨らんでペットボトルになる様子を体感することができる。昨年同社の滋賀工場の見学コース内に導入したものを進化させたという。プリフォームは同社で内製している。
見学は2人から
この工場見学は『キリン午後の紅茶』のおいしさの秘密を体感できるツアー。秘密資料室では名前、製法、産地、容器などの「ひみつ」を紹介。ブロー成形機はここにある。工場ストリートでは小型ペットボトルの製造ラインを一望。秘密研究室では、賞味期限などの印字機を体験することができ、蒸気トンネルはここに設置されている。
所要時間は約90分。時間は午前10時30分から正午、午後2時30分から4時の2回で、案内できる人数は2人から30人。参加費は無料。月曜日と年末年始以外は見学可能(設備点検等で休む場合も)で、インターネットおよび電話で3ヵ月前の1日から先着順に受け付ける。当初は学校、会社など団体での見学が多かったというが、最近では主婦グループが口コミで広がるなど、少人数での見学が増えてきたという。
年間3千万ケース
キリンビバレッジ湘南工場は同所で1973年6月操業開始。現在の従業員は350人(2015年6月現在・協力会社従業員も含む)で年間約3000万ケースを生産する。大型ペットボトル1ライン、小型ペットボトル2ライン、プリフォーム3ライン。ペットボトルの『午後の紅茶』『生茶』などが主な製造製品。問合せは【電話】0467・30・9000。
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