小動在住の阿部莉子さん(11・清泉小6年)が、全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会シンクロ競技の部で、所属するアクラブ藤沢のチームメイトとともに全国3位に輝いた。
シンクロ競技は、曲に合わせて様々な動きを行い、技の完成度・同調性・技術的表現力などを競い合う競技で、2分20秒前後の曲に決まった8つの動きを入れるテクニカルルーティーンと、3分半前後の曲の中で自由に演技するフリールーティーンという種目がある。
阿部さんが銅メダルを獲得したのは、10〜12歳フリールーティーンチームの部。8人で行う競技で、昨年も一昨年メンバーだった阿部さんは、メダルに届かず悔しい思いをしていた。実はこれには事情があり、競技人口が少ないシンクロではメンバーが揃わないことも多く、過去2年は減点対象での出場を余儀なくされていたという。しかし、アクラブ藤沢は出場することをあきらめず、今年はフルメンバーでの参加を実現。さらに世界水泳出場経験のあるコーチの指導も受けるなど、阿部さんは「手応えはあった」と、銅メダルを手に晴れやかな笑顔を見せた。
スポーツ一家に生まれた阿部さんは赤ちゃんの頃からプールで水と親しみ、小2でシンクロの道へ。平日は学校帰り、休日は早朝から練習へと出かけ「やめたいと思ったことも何度かあった。でも小4の頃から楽しくなってきた」と話し、初のメダル獲得に満足そうな表情だった。
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