圏央道の埼玉県内区間が10月31日全線開通し、東北道の久喜白岡JCT(ジャンクション)が直結することになり、寒川南IC(インターチェンジ)から東北道まで都心を通らずアクセスできるようになった。
新規開通したのは桶川北本IC―白岡菖蒲ICの10・8キロで、これまでは関越道までしか直結していなかった。
国交省の記者発表資料によると、海老名JCTから久喜白岡JCTまで、都心経由で130分のところ、圏央道開通後の所要時間は75分としており、約55分の短縮が実現したことになる。都心経由はH22センサス(混雑時平均旅行速度)による所要時間で、圏央道ルートは帰省速度から割り出した所要時間となっている。既報の通り、来年4月からはどのルートを通っても料金は同じになる。
国交省では今回の開通を「日本の大動脈が直結」と表現し、東名高速と東北道が圏央道で結ばれたことで、混雑する都心部を避けたルートが誕生し、日本経済の循環を支えるとしている。また、寒川町にとっても物流、旅行などで大きなメリットとなり、圏央道のICを有する町の魅力アップに拍車がかかりそうだ。
この後、茨城県区間の開通で常磐道や東関道への直結も実現する。さらに逆方向では、神奈川県区間の開通が実現すれば、首都高横浜線に直結することになり、アクアラインまでのアクセス時間短縮なども実現する。こちらの完成予定は2020年とされており、まだまだ流動的だ。
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