寒川町内17軒で栽培されているスイートピーは、卒業シーズンに重宝されるなど、寒川町の特産品に指定されている。立春とともに出荷時期を迎え、今年の状況を英晃農園(宮山)の吉田光晴さんに聞いた。
昨秋から初冬にかけて比較的暖かい日が多く、開花の早まりを警戒する状態が続いたというが、1月中旬頃からの気温低下が奏功。「ここにきてよくなってきました」と吉田さんの表情もゆるむ。温かい状態が続くと、本来は木の部分が育ってから花をつけるという手順を踏むところが、早期開花だとバランスが悪くなってしまい、好ましい状態に仕上がらないという。
また、昨年までと大きく状況が変わったのが、原油安による負担減。スイートピーの温室は重油を使って寒さを凌ぐが、昨年までは大幅な燃料高騰に悩まされていた。
同園では、神奈川県の育成品種である「スプラッシュブルー」「スプラッシュパープル」も取り扱う。吉田さんは先日行われた立毛の品評会で、町でも県でも1位に輝いている。
寒川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
<PR>