寒川町内5小学校区でそれぞれ運営されてきた『児童クラブ』(6クラブ)を1法人による運営に移行させようと『NPO法人寒川学童保育会』が設立される。3月20日に寒川町民センターで設立総会が開催され、8月のNPO法人化を見据えている。
寒川町の学童保育は、1986年に最初の学童保育所が発足して以来、町内5小学校に1ヵ所ずつ、町が設置した施設で約200人の児童の保育が行われるまでに発展してきた。この4月からは南小学校区で新たに1クラブが設置される。
その運営は5小学校区ごとに保護者会の自主的な運営に任されていたが、児童福祉法の改正による市町村への実施主体移行や、安定した運営、適正な情報提供が求められるなど環境の変化が。また、子ども・子育て支援法の制定や、放課後児童健全育成事業、男女雇用機会均等法施行などの動きと相まって、社会的にも学童保育へのニーズが高まってきた。
そこで事務業務の一括や学童支援員の安定した雇用を実現するため、学童保育事業を1つの法人として運営することに。蓑島真弓学童保育会会長は「昨年4月に会を立ち上げ、会合を重ねるとともに、保護者会への中間説明などを行い、理解を求めてきた。委託者である町と連携して、健全な地域社会の確立に努めます」と話している。
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