岡田在住の稲垣涼さん(16・平塚湘風高2年)が、10月1日から岩手県で開催されている国民体育大会・ウエイトリフティング競技に出場することになった。各県から3人の高校生が出場することになっており、神奈川県では上位記録保持者が出場資格を得た。
稲垣さんは「湘風高のウエイトリフティング部は強い」という姉の一言を受け高校から競技を始めた。「成長を実感できるところが魅力」と話し、2015年の初公式戦で記録した170kgという記録を、この1年間で更新し続けてきた。
今年は「第49回関東ウエイトリフティング競技大会選考会」神奈川県予選に出場。77kg級で優勝した。記録は202kg(スナッチ91kg、クリーン&ジャーク111kg)だった。大会は、広い手幅でバーベルを持ち、1回の動作で頭上へ一気に持ち上げるスナッチと、バーベルを肩の位置まで持ち上げ、そこから頭上に掲げるクリーン&ジャークを、それぞれ3回ずつ挑戦し最重量の合計を競い合う。この日は、スナッチを3本ともに成功させ波に乗る。クリーン&ジャークでは2回目の110kgで失敗するも「この次を成功させたら、自分はすごい奴だ」と自らを鼓舞。3回目は自己新記録の111kgに挑戦し、成功させた。
続く関東大会では、本選出場基準を21kg上回る201kg(スナッチ88kg、クリーン&ジャーク113kg)を記録。インターハイへの切符を手にした。初の全国大会出場に緊張気味の稲垣さんは「僕を応援してくれている家族や友達が喜ぶような結果を残したい」と意気込んで本選に臨んだが、全国レベルでは上級生の牙城を崩せず、上位入賞は実現しなかった。
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