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寒川版 公開:2016年10月21日 エリアトップへ

ふるさと納税返礼品で人気のシンビジュームを生産する 井出 一浩さん 宮山在住 52歳

公開:2016年10月21日

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足を運んで、実際に見て

 ○…昨年10月から取扱いを始めた、寒川町のふるさと納税返礼品。この1年間で人気を集めたシンビジュームを生産する。寒川町の返礼品の中では1、2番目の人気の品だという。「現物が見られない状態なのに、多くの皆様からご指名いただき感謝しています。お礼のメールを拝見させていただくと、本当に励みになります」と嬉しそうに感謝の意を表す。

 ○…シンビジュームは暮れの歳末商戦に合わせて出荷する。その苗は、夏場は涼しい高冷地に移動させ、ちょうどこの時期にハウスに戻すという。「7〜9月は標高950mの山梨県忍野村で育てます。シンビジュームは夜温の涼しいところを好み、苗が締まるような効果も得られます」。移動の手間暇も大変だ。今年出荷の株だけ移動させるのが一般的だが、こちらでは来年用の苗も一緒に移動させるというから2倍の手数が必要になる。普段から作業に携わる妻、母に加え、大学生の長男も手伝うなど家族総出での大作業となった。

 ○…インターネット全盛の時代ながら、必要な情報は自分の足でみつけに歩く。「人と話し、実際に見ないとイメージが湧かないので。日本全国どこでも足を運びます」と栽培に関する研究には余念がない。生産農家が減少する中、シンビジュームの奥深さに惚れ込む。「花をつけることは簡単。でも、出荷日に合わせて最高の状態で咲かせるのが難しい。常に『なぜ?』の連続ですよ」。来年用の株まで高地に移動させるのは独自のノウハウ。次々と出てくる新種の苗にも挑戦し続けている。

 ○…寒川生まれの寒川育ち。父親が始めた洋蘭を継ぎ、いまではシンビジューム専門で井出洋らん園を営む。「趣味は広く浅くです。天体観測、アマチュア無線、マウンテンバイクもやりますよ」とトレードマークの笑顔が輝く。何にでも興味を持つことから来る好奇心。今後も美しい花を寒川から発信してくれそうだ。

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