国土交通省から1月1日時点での地価公示が発表され、神奈川県の工業地では、個別地点で寒川町田端の工業地が昨年比7・5%アップで上昇率の最高位となった。寒川町の工業地全体では5・2%の上昇率だった。
神奈川県全体の工業地は平均変動率が2・0%(前年2・1%)と上昇幅がやや縮小しているが、継続地点で上昇・横ばい地点の占める割合が90・9%(前年86・2%)と拡大した。さがみ縦貫道路(圏央道)の全線開通、関越・東北道への接続、横浜環状道路の開通期待等道路網の整備、効果の浸透により、物流適地はもとより、中小規模工業地まで派生し、需要は強く上昇を拡大している。
圏央道沿線は上昇
さがみ縦貫道路の沿線では、厚木市が5・8%(前年7・6%)、平塚市が3・8%(前年4・0%)、茅ヶ崎市が3・5%(前年3・7%)と全線開通当初の効果は薄らいだものの、強い上昇を見せている。一方でこの波及効果がわずかな横須賀市、小田原市は引き続き下落している。
個別地点では、寒川町の圏央道寒川南インターチェンジ周辺の上昇最高値以外は、厚木市のさがみ縦貫道路沿線地点が上昇率の上位を占めている。
住宅地・商業地は
工業地の個別地点では際立った伸び率を示した寒川町だが、住宅地・商業地に関しては上げ下げに目立ったところはなかった。
寒川町の住宅地の1平方メートルあたりの平均価格は122200円(前年123400円)で、変動率はマイナス1・0%。商業地は215000円で、前年と変わらなかった。
寒川町の住宅地の最高値は岡田1091番1外の215000円(前年と同額)だった。
神奈川県全体では、住宅地は前年の0・1%上昇から、0・0%の横ばい傾向となっている。
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