寒川町内在住のクラフト作家が自らの作品を展示販売する『湘南寒川プロフェッショナル手作り市』。その第4回目が5月13日、14日に町内で開かれ、多くの訪問客で賑わった。
アクセサリーなどの小物やバッグ、トールペイントなど、1点もので質の高い作品が出展されるとあって、毎回注目度が高い。13日の土曜日は大雨の荒天に見舞われたが、半年に一度のチャンスを逃すまいと、売り切れの心配が少ない開店直後をねらって多くの人が詰めかけた。
このイベントを主宰する川村延子さんは「2年前に始めたときは、出展者は8人。今回は40歳〜70歳代まで15人になった。みんな寒川在住の人。買いに来る方もほとんどが寒川の方。これほど地域おこしに貢献しているイベントもない」と胸を張る。会場では売る側と買う側の交流も進み、買う側も手作り作家というケースも多く、会場を訪れるだけで創作意欲を刺激されるという人もいる。また、手ぶらで帰るという人はほとんど目立たず、笑顔を絶やさず会場を後にする人がほとんどだ。
会場が唯一のネック
このイベントで主宰の川村さんが頭を悩ませているのが会場の問題。初回から2倍以上の規模になったものの、広い会場を用意することができず、出展希望者が増えても「現状ではこれ以上受け入れることができない」と頭を抱えている。
確かに売り買いが行われるため、公共の施設などは会場使用が難しいという側面はあるが、これほど寒川の地域おこしに貢献しているだけに、イベントの成長力を止めてしまうのはもったいないという声も。
次回の開催は11月11日(土)、12日(日)と決まっているが、会場はまだ決まっていない。川村さんは今も会場探しに奔走しているが「みんなの笑顔を守れるように、できるだけの努力はします」と前向きだ。
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