寒川ライオンズクラブの会長に就任した 藤澤 輝夫さん 倉見在住 57歳
新たな気持ちで奉仕
○…ライオンズクラブ国際協会101年目の今年度、寒川ライオンズクラブ(以下LC)の新会長に7月1日付で就任し、『101年目の記念すべき年 新たな気持ちで奉仕を追求しよう』という会長テーマを掲げた。「職域や個人で行う奉仕活動だけではなく、集団のチームワークで有意義に効果を高めたい」と話す。
○…昨年度は3人の若い新入会員を迎え「メンバーの若返りと活性化が進みつつある」と目を細める。『みんなで創る花のまちづくり』のコンセプトで2005年に始め、13年目に入った寒川町役場周辺の県道・町道花壇の花植えや除草作業には、毎月メンバーの数より多くのボランティアが集まり、LCのモットー『We Serve(われわれは奉仕する)』を理想的な形で実現できている。長年継続している年4回の献血活動では、昨年秋に神奈川県献血推進功労者知事表彰を受賞した。また、聴覚障害者協会や手話通訳者団体との交流も充実させる方針で「ろう者とろう者以外の人が共生することのできる地域社会の実現を目指す」と力強く話す。
○…町職員だった36歳の夏、運動機能がマヒし、全身の感覚がなくなる神経難病の多発性硬化症を発症し、人生の転機を迎えた。町を退職し、痺れの残る体で全国患者会や県難連の理事を務めたが、その後は健康を取り戻し、3期12年町議会議員を務めた。引退後は不動産経営のかたわら、地元の生産組合長や神社総代、祭ばやし保存会の役員など、地域での奉仕活動にも積極的に参加した。
○…自他ともに認めるラーメン好きで、暇をみつけてはお気に入りの店に通っている。毎晩8Kmのウォーキングで体型を保っていたが、LCは夜の会議が多く、役員をしている間はなかなか歩けない。「会長の任期が終わって時間の余裕ができたら頑張って歩きます」と笑う。それまでは社会奉仕活動の先頭に立って、全力を尽くす構えだ。
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