寒川町観光協会が、ひまわりで町を明るく、また観光の魅力の一つにならないかと始めた「ひまわり摘み取りイベント」が大きな壁に阻まれている。
今年の梅雨時の少雨の影響で農作物の不作が叫ばれているが、同協会が大きな悩みを抱えているのが「鳥害」の問題だ。この事業は、ひまわりの育成を農家に委託しているわけではなく、あくまでも将来の目玉にとスタッフが手弁当で従事しているもの。したがって、対策用に予算があるわけでもなく、アクシデントに見舞われるたびに、その都度できる範囲の作業で対応するしかないのが現状だ。
これまでに何度か摘み取りイベントを開き、今回は初めて種まきから参加者を募り、無事に終えた翌日から鳥による被害が始まってしまったという。これが7月3日のこと。その後、鳥よけの設置、台風対策と懸命に策を講じたが、水不足と、葉に鳥がつついた跡が多くみられるなど、摘み取りイベントに向けて目途が立たない状態だ。
「昨年までは鳥による被害はなかった。どうやら見つかっちゃったみたいですね」と困惑の様子。昨年の11月には季節外れの雪で摘み取りが休止になったこともあったが、それでも懸命に対策を続けてきた。
追加の種まきも行っているので、摘み取りだけ参加できるイベントも行われる可能性も。ホームページなどで告知される。
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