寒川版 掲載号:2017年11月17日号
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12月2日の人権フェスタで講演する 濱宮 郷詞さん 寒川町在住 54歳

車椅子の熱風講師

 ○…12月2日(土)の『人権フェスタ2017inさむかわ』で、「困難を乗り越え強く生きる」と題した講演を行う。『車椅子の熱風講師』として全国で講演活動を行っており、その数は1000回を超える。寒川エリアでは、学校単位など限られた講演が多く、内容は笑いあり、涙あり。「フリーでご参加いただける講演は久しぶりです。ぜひご来場下さい」と笑顔でPRする。

 ○…高校時代、棒高跳びの日本高校記録目前で怪我。手指も動かぬ寝たきりの状態になった。その後自殺を考えるも、周囲の協力もあり復学。過酷なリハビリを経て車椅子での活動が始まる。就職も実現し、妻と出会い、結婚。三つ子の父として家族を支える。「私は健常者の身体を経験し、突然麻痺した身体になった『中途障害者』です。落差が大きく、それを受容するのが大変でした」。生まれながらの障害を、最近では『個性』と呼ぶ風潮もあるが、すべての障害者に適した呼び方ではない。中途障害者の過去を清算しゼロにする努力は想像を絶する苦行だ。

 ○…こうした背景での活動をマスコミも放っておくわけがない。『奇跡体験!アンビリバボー』では再現ドラマが放映され、神奈川県のリハビリテーションを紹介する冊子のモデルにも起用された。講演内容を記した著書も発売され、感動は全国に広がっていった。「いま英語を勉強しています、リハビリの冊子を英訳して広めたいのです」。スカイプを使って外国人との会話を楽しむ機会も増えたという。

 ○…県内に生まれ、寒川に移り住んで25年。「寒川の人は優しい。いろいろと助けてもらっています」。実は、街中で他者に便宜を図ってもらうとき「ありがとう」と言うより「助かります」と答えることが多いという。というのは、現実を直視しているから。つまり「障害があることは不幸なこと」と前向きに受け止め、それを抱えながら進もうとしているからだ。もっと話を聞いてみたくなった。
 

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