寒川町青少年環境浄化推進協議会の会長を務める 松井 忠さん 大曲在住 48歳
正しい知識を教えていく
○…青少年をとりまく環境を考え、子どもたちの育成に努めているボランティア団体。県内でも稀なメンバー構成の団体で、寒川町21の団体から一人ずつが集まり、いわば『青少年環境浄化選抜』。35年ほど前に有害図書自販機、捨て看板の完全撤去から始まり、最近では薬物乱用防止の啓発活動を中心に活動している。「活動費も少ない中で皆さんよくやってくれています。工夫しながら活動していきたい、絶対につぶしてはいけない会ですから」と力を込める。寒川全体で総力を上げて取り組む、小さい町寒川らしい活動だ。
○…最近では薬物関連の事件報道が少なくなった印象もあるが「確かに報道は少ないとは思いますが、薬物が日本に入ってきている量は変わっていないそうです。つまり、常に危険な状態だということです」。会では町内中学高校の文化祭や産業まつりでの啓発活動、横断幕の設置、視察研修、てんとう虫ポスト(有害図書回収)など、薬物乱用禁止に向けた活動を休むことなく続けている。「私たちの役割は、各団体が行う防止活動の後方支援です。パネルやDVDなどの視覚、聴覚に訴える展示や、薬物の疑似見本を見せたりしています」。地道な訴えの繰り返しが「効果的」との認識を貫いている。「私たちの役目は、地域の大人として正しい知識を教えていくこと。私もこの活動を通して多くの子どもたちとふれあい、大人の役目の大切さを痛感しています」と話し、活動の充実ぶりを窺わせる。
○…(有)寒川シート商会代表取締役。ビル設計の仕事に従事した後、父親が経営するこの会社に合流したが、半年後に父親が急逝。「なんとか引き継ぐことができました」。後に寒川青年会議所に所属するなど、町内での活動も力を入れている。
○…大のキャンプ好き。学生時代に自転車で北海道を旅したことを機にハマった。いまでは全国の道の駅を車で訪ねながら、気軽なキャンプを楽しんでいる。
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