成人式実行委員で「新成人のことば」を担当する 齋藤 拓崇さん 岡田在住 20歳
希望あふれる時代へ
○…11人の委員で進められてきた成人式実行委員会も、残すところ年末年始のリハーサルが1回ずつ。練り上げてきたプランは固まり、あとは実行するのみとなった。委員会入りの話が来たときは「自分もそういう年になったのか」と感じ、オファーを快諾したという。「ここまで楽しく話し合いながら進めてきました。楽しかったからこそ充実した成人式を行うことができる」と自信にあふれた笑顔で話す。
○…自身は当日、成人を代表して「新成人のことば」を担当する。5分の持ち時間の中で「自分たちの力で希望にあふれる時代にしていこう」というメッセージを込めたスピーチを行う。「落ち着いているように見えるかもしれませんが、今から緊張している」と苦笑いするが、中学時代には弁論大会に出場した経験も。「平成の時代がもうすぐ終わります。明治維新から150年、第一次世界大戦の終了から100年、節目の年に大役をいただき嬉しい」と満足そうな表情。
○…今回の成人式のテーマは「彩(いろどり)」。20歳の節目に新たな大人のキャンパスに踏み出し、自分だけのキャンパスに彩を添えていこう、という意味が込められている。また、当日の第2部では実行委員会が考案した様々なアトラクションで盛り上げる。抽選会やクイズ大会では、浦安の有名テーマパークのパスポートなど豪華賞品を用意。思い出のスライドショーの制作も進んでおり、最後の仕上げの段階だという。
○…中央大学法学部の2年生。ゼミでは子どもの貧困について学び「神奈川県は貧困の連鎖率が高い。何とか食い止めたい」と話し、就職もその方面で考えているという。「以前はホームレスのことを学んでいた。自分の力で世界を変えられる一歩を踏み出したい」と力強い。息抜きは野球観戦。「巨人ファンですが、中央大の選手が多いのに、自分の周囲に巨人ファンがいない」と不思議そうに笑う。
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