花粉飛散量は昨年の約5倍 スギ雄花の着花調査結果まとまる
スギは2月から4月にかけて花粉を多く飛散させる。今年の県内のスギ花粉の飛散量は「昨年に比べ約5倍」と予測されている。
昨年末に厚木市七沢の県自然環境保全センターが発表した「平成22年度県内スギ雄花の着花調査結果」によると、花粉を飛散させる雄花の着花量の調査を、南足柄市などの県西部をはじめ、県北部、県央部、県北西部の県内4地域の森林地帯、合計30ヵ所で11月中旬に実施。その結果、着花点数の平均値(県内平均値)は75・3点で、昨年の15・7点の約5倍多かった。中でも県西部は県内平均値より高い着花点数となっている。
スギ雄花の着花形成は、花粉が飛散する前年夏の気象条件との相関が高いとされ、高温少雨で日照時間が多いと、雄花が多く着く傾向になるという。同センターは「7月から8月にかけて高温少雨と日照時間が非常に多かったことが影響したと考えられる」と話している。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>