漫画『タイガーマスク』の主人公、伊達直人を名乗る匿名の寄付が全国で相次ぐなか、平塚市内では2件目となる贈り物が市役所に寄せられた。市職員は21日、このプレゼントを市内児童福祉施設に届けた。
児童福祉施設に届けられたのは、ノートと鉛筆、消しゴムの45セット。これらの文房具は18日朝、清掃作業員が市役所西駐車場の身障者専用車スペースで発見した紙袋に入っていたという。
差出人は「湘風の伊達直人」を名乗り、同封の手紙には「安いもので申し訳ないのですが、子供たちにプレゼントしてあげてください。よろしくお願いします」と書かれていた。
平塚市では、寄贈された文房具の行きわたる45人前後の施設として、肢体不自由児療護施設『精陽学園』(清水行夫園長)を寄贈先に決めた。21日、椎野令子福祉部長らが伊達直人の代理として同学園を訪れた。
清水園長は「福祉関連予算が厳しくなり、絞れるところは鉛筆1本でも絞ろうとしているなか、大変ありがたい心遣いです。お礼の仕様もないが、感謝を申し上げたい」と語った。学園にいる児童もプレゼントが届くと知らされ、前日から心待ちにしていたという。
市役所には先月にも、「湘南の伊達直人」を名乗る匿名の女性から、子供達宛で10万円の寄付金が寄せられていた。
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