大磯町日誌に記録「未曾有ノ大地震」
大磯町で起きた災害に関する資料などを紹介するミニ企画展が7月3日まで、大磯町郷土資料館で開催されている。
企画展「資料に学ぶ〜古文書に見る災害」では、大磯町が地震・大火・風水害の災害にたびたび襲われてきたことを、当時の日記や行政資料を通して伝える。大磯町助役小見忠滋は関東大震災が起きた大正12年9月1日の日誌に「未曾有ノ大地震トナリ小海嘯(津波)ヲ起シ」と記述。町内全域で家屋が倒壊し、東海道線の列車転覆で死傷者が出たこと、その後も余震に見舞われたことなどを書いた。役場の職員たちとともに救護活動にあたったが「本日は被害程度不明ナリ」と結んでいる。地震で隆起した大磯海岸や倒壊した大磯駅の写真のほか、明治6年の大火に際して町内をはじめ平塚や藤沢から義援金や救援物資の米などが届いたことを記録した「類焼見舞受納扣(ひかえ)」なども見ることができる。
開館時間/午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)。休館日/毎週月曜日・毎月1日。問い合わせは同資料館【電話】0463(61)4700まで。
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