東北の商高生 物産携え平塚へ 30日(土)・31日(日)梅屋前で「高校生東北商店街」
震災被害に遭った東北地方の商業高校生が当地の魅力をアピールしようと、オリジナルの開発商品などを手に平塚・横浜で行われる「高校生 東北商店街」に参加する。取り組みには県内の商業高校生も協力し、学生たちの力で復興を後押しする。
神奈川県内の商業高校36校が加盟する県商業教育研究会が、同じ商業を学ぶ東北の学生を支援しようと企画した。
同研究会の関係者が東北地方の商業高校に企画を打診したところ、八戸商業高校(青森)や釜石商工高校(岩手)、石巻市立女子商業高校(宮城)、福島商業高校(福島)など4県8校から参加の申し出があった。
イベントは今月30日(土)と31日(日)、平塚駅前の梅屋入り口と、横浜駅西口タクシー乗り場前で開催される。参加校を手助けするため、県内からも9校が協力。平塚会場では、平塚商業高校、小田原総合ビジネス高校、藤沢翔陵高校、厚木商業高校が活動することになった。
イベントでは、東北各校が開発したオリジナル商品や物産の販売をはじめ、各地域の観光PR、募金活動などを行うことで、東北の魅力を伝えながら復興の手助けを担う。また、津波で流されてしまった教材や被災地で必要とされている物資の提供も呼びかけるという。
平塚会場で活動する4校は26日、市内でスケジュールや役割分担を確認しあった。当日は、東北から訪れる学生のコーディネーターとして、昼食の手配や宿泊先の案内なども務める。
平塚商業高校3年の長坂明寿香さんは「被災した生徒の苦労は私たちには分からないけれど、イベントを精一杯楽しんでもらえるようがんばりたい」と意気込みを話していた。同校の齊藤公男副校長は「この2日間は勉強、実践の場として、生徒のコミュニケーションや販売力を発展させる機会となる。東北から招いた高校生に、充実した思い出を残してもらえる2日間にしてほしい」と期待を寄せている。
開催時間は両日とも11時から18時。イベントの収益金は地域で役立てる資本金として、東北8校に分配されるという。
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