東海大学ライトパワープロジェクトソーラーカーチームの代表 瀧 淳一さん 東海大3年 21歳
「一度決めたら諦めない」
○…目指すは10月16日から行われる世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」の連覇。大会本番を控え、取材の最中にも電話がかかってくるほどの忙しさ。学部、学科の垣根を越えた学生をまとめ、企業とのやりとりもこなす。「人前に立つことは得意じゃない。でも一度決めたら諦めない、へこたれなさには自信があります。職人型かな」と恥ずかしげに笑顔を見せる。
○…「将来への修行を」と大学1年生時からプロジェクトに参加。「目立つことは苦手だった」が、昨年の優勝チームへの参加経験を経て「世界最高峰レースを連覇できるチームを自身で作りたい」との夢を持ち、代表に立候補。想いを熱弁のすえ任命に至った。「最初は一人で色々進めようとして、パンクしちゃって」と当初を振り返る。苦手な英語がネックとなり大会側とのやり取りをミス、書類を出し損なった事件の話は「今だから笑って話せ…いや、今も冷や汗が」と苦笑い。周囲のサポートを受けながら窮境を脱した。「1人では不可能なプロジェクト。周りの支えが頼り」とにっこり。
○…工学部動力機械工学科の3年生。中学生の時に亡くなった父親がラジコンの設計製作をしていた影響で車や製図、機械に魅せられた。東海大を学び舎に選んだのも、ソーラーカーへの興味からだった。来年に課せられる卒業課題は、学生生活の集大成として今から思案中。「ソーラーカーで学んだことを活かせるものにするつもり。車や空気抵抗といった研究テーマを考えている」と話す。
○…趣味はラジコン、バイクツーリングに読書、「やりたいことがいっぱい」と照れ笑い。ホームセンターでアルバイトもしており、母と高校3年生の妹、愛犬の待つ家に帰るのは大抵夜の2、3時。「家族をはじめとする周りに支えられて今がある。恩返しっていうのも恥ずかしいけれど、その分頑張って結果を残したい」と期待に胸を膨らませた。
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