平塚(まち)の足跡 〜町名探訪〜 第70回 「虹ケ浜」
相模湾に臨んだ潮風の香る地区で、南側に国道134号線、北側に市道虹ヶ浜6号線が通り、東西を県道61号線と市道虹ヶ浜26号線に挟まれている。
かつては、大字平塚の小字である濱嶽・東濱嶽の地で、昭和33年10月の町界・町名変更により、虹の美しく見える浜というゆえんから「虹ケ浜」と名付けられた。住居表示の実施は昭和39年7月1日。
平塚海岸は、大正12年の関東大震災以後、海岸の隆起により遠浅で海水浴場に適した海岸へと変容した。これにより一躍脚光を浴びた平塚海岸は、同15年7月に県から認可を受け、大磯や藤沢を凌ぐ人気の海水浴場となる。しかし、再び海岸の地形が変化したことで海水浴に不適となった経緯がある。
虹ケ浜の沖合1キロメートルには、東京大学海洋アライアンス機構の平塚沖総合実験タワー(旧科学技術庁防災科学技術研究所波浪等観測塔、昭和40年8月完成)がある。
【協力/平塚市市史編さん担当、参考文献/『平塚市郷土史事典』】
■次回は八重咲町の予定
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