平塚学園高陸上競技部 3種目インターハイ出場 やり・円盤投で南関東大会2冠
群馬県前橋市の正田醤油スタジアムで今月15日から18日、「第65回関東高等学校陸上競技大会」が行われ、平塚学園高校陸上競技部(井上行雄顧問)の服部将大(まさひろ)さん(3年)が男子やり投で、芳賀鼓(はがつづみ)さん(2年)が女子円盤投と砲丸投の2種目で、2012北信越かがやき総体(インターハイ)への出場権を勝ち取った。
関東大会は南関東と北関東に分かれ、各ブロックの県代表が競い合う。同校が出場した南関東大会には、東京都・千葉県・神奈川県・山梨県の代表選手が集まった。各競技上位6位までが、全国への切符を手にする。
今回が初のインターハイ出場となる服部さん。関東大会では、県大会で出したやり投の自己ベストを1m83cm塗り替え、62m10cmの記録で優勝した。
同じく初出場を決めた芳賀さんも、円盤投では県大会で出した自己ベストには惜しくも届かなかったものの、38m82cmで優勝を飾った。砲丸投は自己ベストを57cm上回る11m94cmの記録で、5位入賞を果たしている。
インターハイの競技日程は、7月29日から8月2日。新潟県新潟市にある東北電力ビッグスワンスタジアムで行われる。
入賞狙い練習の日々
中学では野球部だったという服部さんが陸上を始めたのは、高校に入ってから。以来、全国大会を目標に日々練習を重ねてきた。
井上顧問の指導で、インターハイに出場した女子円盤投の先輩が取り入れていた練習を参考に、記録を伸ばしたという。大会までのわずかな間、改善点である上半身の筋力を強化し、持ち味である助走の力をやりに伝える技術に磨きをかける。
関東大会での服部さんの記録は、全国8ブロックで3位の成績。自己ベストを伸ばせば、入賞も狙える位置だ。「最後の大会だから絶対入賞したい。優勝を狙う気持ちで臨みます」と意気込みを話す。
一方、陸上は中学の頃から続けていたという芳賀さん。「中学時代は県大会で負けていた」というが、井上顧問の指導で頭角を現し始めた。自宅が遠いというハンデを埋めようと、先に練習を始めている選手より1本でも多く投げることを心がけてきた。
「回転の投げ方と、振り切りの技術がいい」と井上顧問の評価を受けるが、「まだ改善の余地がある」と自身を分析。下半身の強化を行い、回転の力を円盤に伝える技術を向上させることで、インターハイまでに少しでも記録を伸ばすためにトレーニングを積んでいる。
陸上競技雑誌でのランキングは全国13位で、2年生の中では3番目。しかし記録自体に大きな差はなく、入賞は十分狙えるという。「優勝目指して全力を尽くします」と、芳賀さんも競技にかける思いを語った。
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