リニューアル工事のため昨年8月31日に閉館した平塚駅前の百貨店「梅屋本館」が、テナントビルにスタイルを変え「ユーユー本館」として9月25日にオープンする。これにより、平塚最後の百貨店が姿を消すことになる。
梅屋は明治40年創業の老舗で、現在の本館ビルは1963年に建築された。築48年が経過し、店舗ビルや店内設備の老朽化が進んだため、営業を停止して耐震工事が行われていた。
百貨店からテナントビルへの業態転換について、濱田純一社長は「百貨店としての役目は終えた」と話している。流通業界の変遷や大型ショッピングセンターの参入、小規模百貨店としての維持の難しさなどが背景にあるという。
新たに生まれ変わるユーユー本館は、「デイリーな需要に対応する生活密着館 毎日使いたいリーズナブルプライス」がコンセプト。既婚女性層を中心に高齢者・団塊の世代など幅広い層が利用できる店舗作りになっている。
地下1階・2階には駅周辺のスーパーマーケット不足を解消するため、虹ヶ浜にも店舗を展開している「たまや」を配置した。他にもワコール初のミセス用肌着直営ショップや、平塚最大規模の書店とホビー・手芸店など、特徴ある店舗づくりがなされている。
駐車場はダイレクトパークと契約し、402台分を完備。本館リニューアルに伴い、本館隣の「梅屋ユーユー館」も「ユーユー駅前館」に名称を変更した。
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