石巻市民の手に"仏様" 童像に絵付けも
市内を中心に活動している木彫、円空一刀彫教室の木遊会(山田匠琳会長)が16日、宮城県石巻市を訪れ、千面菩薩(木像仏)1200体と童像170体を被災者や寺院へ贈った。
平塚市民らが書いた、1200枚の応援メッセージの紙で1体ずつ包んだ千面菩薩。彼岸に訪れる人に渡してもらおうと寺院3カ所に納め、開眼供養を行った。
童像は、3千世帯が連なる仮設開成第11団地と、仮設南境第7団地の集会所へ持参し、訪れた被災者に手渡して、顔に絵付けをしてもらった。「亡くなった家族の分も」と、涙ながらに複数受け取った人もいた。
山田会長は、「平塚市民の思いを届けることができた。童像に絵付けしてもらうことでふれあいも生まれた」と語り、被災者の話にも耳を傾けた。「贈り物以上のものをもらった」と感謝され、喜ばれたという。
また、石巻市社会福祉協議会を訪れ、落合市長から託されたメッセージ入り色紙を渡し、昨年の作品展で集まった義援金5万2562円を寄付した。
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