平塚市は23日、見附台周辺地区土地利用計画の整備方針を策定したと発表した。整備方針には、老朽化した市民センターに代わる複合公共施設を、現在の見附台広場北側に整備することなどが盛り込まれている。
今回の方針で示された複合施設は、延べ床面積を約1万3500平方メートル程度にするとし、市民センター(同5085平方メートル)の2・5倍を超える規模となる。
施設には、新文化センターや木谷記念館といった現在の市民センターにある既存機能に加え、崇善公民館や市民活動センター、七夕まつり関連展示スペースなどを整備するとしている。
新文化センターは、1200席程度の大ホールと400席程度の小ホールを想定。歴史的な建造物として親しまれている崇善公民館は解体し、新複合施設の中に模型や映像などを展示するコーナーを作り、記録保存していく。
整備の対象となる約2・5ヘクタールの見附台周辺の公共用地には、複合公共施設のほか、公園や民間収益施設、緑地、駐車場なども整備。整備や管理運営については、民間事業者に委ねるPFI方式をはじめ、民間の経営ノウハウや資金力の活用を視野に入れて手法を検討していくとしている。
今後の工程は、来年度中にPFI導入可能性調査を実施し、民間活力を導入する手法や、民間の参入意欲などを探る。2014年度に民間事業者の募集と選定を行い、15年度以降に契約を締結。18年度の供用開始を目指したいとしている。
今回の整備方針は、08年度にまとめられた見附台周辺地区土地利用基本計画をより具体化したもので、今年8月までパブリックコメントが実施されていた。
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