119番を一元管理 消防指令を大磯・二宮町と連携
平塚市と大磯町、二宮町の1市2町は、消防指令業務を共同運用することで合意した。2017年度をめどに、平塚市消防本部に消防指令センターを設置し、1市2町の119番通報を集約。広域消防に向けた連携を強化する。
落合克宏市長と中崎久雄大磯町長、坂本孝也二宮町長が26日、平塚市役所で合意書に調印した。
現在は各市町に通信指令室が設置され、他市町への応援要請や広域災害時の情報伝達は指令室間で行っている。指令室を一元化することで迅速な相互応援を目指すほか、指令業務の配備職員数を見直して救急搬送の職員数を充実させるなど、業務の効率化を図る。
消防指令業務の共同運用に向けては、消防救急無線のデジタル化の期限が4年後に迫っていること、各市町の消防指令システムの更新が同時期であることを受け、2010年度から3自治体で連携を検討していた。
無線のデジタル化に伴う共同整備費は約2億円。単独で整備するよりも約7千万円の削減効果が得られるという。消防指令システムの整備費は約7億8千万円で、共同整備により約3億3千万円の削減と試算した。
落合市長は「住民の安心安全を守ることが消防の使命。共同運用を進め、消防力や災害対応力の向上を目指したい」と話した。
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