神奈川県は、中原上宿教職員公舎跡地(中原3丁目)で建設を予定している平塚児童相談所(仮称)について、2013年度の一般会計当初予算案に工事費7億2400万円を計上。県によると、3月中に着工できる見通しで、14年4月の開所を予定している。
施設は、延床面積1835平方メートルで鉄筋コンクリート造の地上2階建。相談に応じるための面接室や、心理検査室をはじめ、一時保護児童のための居室(定員25人)も整備する。総事業費は7億5200万円。
児童相談所は、児童福祉司や児童相談員、児童心理司らが常駐。子育ての悩みといった養育に関する全般的な相談をはじめ、子どもの非行、障害、不登校、性格や行動に関する問題などに応じる。最近では、児童虐待についての相談が増えているという。知的障害児に発行する療育手帳の認定業務も行う。
県児童相談所は現在、平塚市を含む地域を管轄する中央児童相談所(藤沢市)や、鎌倉三浦地域児童相談所(横須賀市)、県北地域児童相談所(相模原市)、厚木児童相談所、小田原児童相談所の5施設ある。
このうち県北地域児童相談所は、相模原市が政令指定都市になったことに伴い、平塚児童相談所の整備後に閉鎖。県は5カ所体制を維持する形で、新たに管轄エリアを見直す。
県によると、「平塚児童相談所の管轄エリアは未定。人口状況や児童虐待相談の増加を踏まえ、所管区域を見直して発表する」としている。
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