平塚(まち)の足跡 〜町名探訪〜 第79回 「豊原町」
豊原町という町名は、地元住民が戦後10数年来用いていた呼称を、1967年9月1日の住居表示に伴い採用したもの。町名改正原案では富士見町とする案もあったが、この名称は豊原町の北側に位置する町名に使われた。
元は大字平塚の小字で、東十町原(じゅっちょうばら)、立野、千束田淵(せんぞくだぶち)、東千束田、追越(おっこし)と呼ばれた。田畑の多い地域だったことから、豊作・豊年の「豊」と、原っぱの「原」を合わせた肥沃な畑作地を意味するという説もあるが、正確な由来は定かではない。
豊原町の東側に接する八間通りはかつて官庁道路とも呼ばれ、現在も通り沿いには平塚保健福祉事務所や平塚区検察庁、平塚市役所豊原分庁舎などがある。
【協力▽平塚市史編さん担当/参考文献▽『平塚市地名誌辞典』『平塚地名考』】
■次回は田村の予定
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