平塚市議会議長に就任した 黒部 栄三さん 南金目在住 61歳
「親しみやすい議会に」
○…「これからも市民に親しみやすい、分かりやすい身近な議会にしていきたい」と抱負を語る。議会改革については「いろんな議員がいろんな考えをお持ちだ。独断専行ではなく、皆さんの意見を聞いて、合意ができた部分からやっていきたい」。当選3回、保守系会派「清風クラブ」に所属する。
○…3女の父で、娘の学校のPTAを務めたのをきっかけに、行政と学校、保護者の間に架け橋が必要と痛感した。03年の市議選で初当選。思い入れのある教育行政をはじめ、議会から市政運営を見つめてきた。現在の落合市政は「今年は折り返しの3年目。トップセールスなどを含め、攻めの行政経営になってきているのでは。まだ2年。落合カラーはもっと出せるはず」と見る。
○…南金目の農家に生まれ、5人兄弟の末っ子。野菜を積んだリアカーを引き、父と秦野の市場に行ったことを鮮明に覚えている。「不作は困るが、豊作でも値が下がる」と農業経営の厳しさを知る一人。教育と地産地消をからめ、小学校の米飯給食を主張してきた。「食が欧米化し、欧米型の疾病も増えている。米飯は日本の文化」と持論を語る。
○…取材時、首元には湘南ベルマーレカラーのネクタイ。野球隆盛の少年時代、学校にサッカー部がなく、友人とクラブチームを作るほど熱中した。高校卒業後、市内実業団チームに所属。20年以上の歴史を持つ地元小学生チーム、FC金目の創部にも尽力した。「サッカーはチームワークや他人への思いやりを育む。勝ち負けより、スポーツは楽しいと知ってもらうことが大切」と話す。
○…昨年からピアノを習い始めた。3姉妹が嫁ぎ、「娘に買った家のピアノが寂しそうだったから」と笑う。「介護施設で童謡でも弾けるようになったら、喜んでもらえるんじゃないかな」と腕を磨いている。
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