たくさんのだるまが並ぶ店内
今年度の「平塚店舗コンクール」（平塚市・平塚商工会議所・市商店街連合会）の審査結果が14日に発表され、一般小売業店の部で「荒井だるま屋」（東八幡）、飲食・サービス業店の部で「和恵美食（わけいびしょく）佐の」（代官町）が最優秀賞を受賞した。
今年度のコンクールには11店舗がエントリー。神奈川大学経営学部の教授ら５人の審査員が、店舗の内外装や照明、色彩、商品陳列、接客サービスなどの基準から評価した。
一般小売業店の部最優秀の荒井だるま屋は、老舗らしい伝統を感じる店舗づくりなどが受賞理由となった。４代目の荒井星冠さんは気軽に製作風景を見学してもらおうと、９年前の改装時に工房を店の裏から入り口そばに移すなど、ふれあいを大切にした雰囲気を心がけているという。「平塚でだるまを作っていることを、多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と荒井さんは受賞を喜んでいる。
飲食・サービス業店の部で最優秀に選ばれた飲食店「佐の」は、季節感を重視し落ち着いた雰囲気が評価された。店は昨年12月に開店。店構えは暖簾（のれん）や看板を掲げず、表札一つで隠れ家的な雰囲気。同店料理人の佐野光保さんは「ゆっくりとくつろげる空間で、季節の食材をなるべくシンプルに提供しています」と話していた。
優秀賞に選ばれた店舗は次のとおり。
▽一般小売業店の部／はんこ遊芸 Ｇａｌｌｅｒｙ Ｙｕｇｅｉ（松風町）、ＫＡＮＥＯＨＥ ＳＴＯＲＥ（袖ケ浜）、ｒａｉｌｗａｙｓ湘南ライン（宮の前）、菓子司杵若（黒部丘）、シャワーキッズマート（袖ケ浜）
▽飲食・サービス業店の部／ＫＡＹＡ鍼灸院（夕陽ヶ丘）、Ｏｎｄａ Ｃｕｃｉｎａ Ｉｔａｌｉａｎａ（代官町）、洋食エイト（宮の前）、Ｈａｉｒ＆Ｎａｉｌ Ｈｉｐ（中原）
「佐の」の店内カウンター席
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