平塚市 災害対策の指針を改定 風水害対策は情報発信に重点
市はこのほど、平塚市地域防災計画の風水害対策・特殊災害対策・東海地震に係る地震防災強化の3つの計画について改定を行った。昨年12月に見直しが行われた地域防災計画の地震災害対策の改訂内容を踏まえ、パブリックコメントや防災関係機関の意見を取り入れた。
各計画は、東日本大震災の教訓から地震災害対策計画を改定した際に盛り込んだ、避難対策や帰宅困難者対策などとの整合が図られた。また、それぞれ新たに改定された内容もある。
風水害対策では、市ホームページで行う相模川や金目川の河川監視カメラ情報発信の充実や、これまで記載のなかった竜巻注意報に関する項目、洪水・内水ハザードマップの周知と活用など、市民への情報提供に重点が置かれた。他にも国・県への堤防整備の要望や、老朽化した下水管の改修についても定めた。
「風水災害に関しては、ある程度これから起こることを情報として流すことができる部分。上手く活用して、いざという時の避難行動につなげて欲しい」と、市災害対策課は話している。
特殊災害対策は、放射線物質災害対策と火山災害対策の2つが見直された。放射性物質を保管している工場や、市内を運搬中に同物質が漏れた際などに、放射線量の測定や資機材を貸し出すなどの対策が記された。火山災害については、これまで定められていなかった箱根山の噴火警戒レベルについて加えられている。
東海地震に係る地震防災強化計画では、帰宅困難者対策に連動して警戒宣言発令時の対策が改定された。鉄道など公共交通機関が運休になった際、駅周辺帰宅困難者の一時避難所などへの誘導が盛り込まれた。
地域防災計画は市ホームページ(http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/bousai/plan.htm)に掲載されているほか、市役所の市政情報コーナーと災害対策課、公民館、図書館、市民活動センターでも閲覧することができる。
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