「たぬき」で願掛け 地域安全へ 防犯協会が寄贈
地域の防犯や事故防止に役立ててもらおうと、平塚市防犯協会の岩本敏男会長(74)が28日、平塚警察署(鳥海保弘署長)にたぬきの置物を寄贈した。
昔から「他抜き」という語呂から「人より抜きん出る」という意味で、縁起が良いとされているたぬき。置物は、県下54署の中で最も安心で安全なまちを目指すという願いを込めて、同署玄関口に設置される。
寄贈されたたぬきは岩本会長の手作りで、コンクリート素材で出来ている。大きさはおよそ75センチ、重さは約97キログラムあるという。岩本会長は、「市民がたぬきを見るたびに、事件や事故に対する防犯意識を再確認してもらえたら嬉しい」と語った。
現在、市内では人身事故の発生がとくに目立っているという。昨年1年間における人身事故の発生件数は1428件で、県下54署の中でワースト1位だった。
鳥海署長は、「人身事故対策はもちろん、最近増加している振り込め詐欺や自転車盗対策にも注力していきたい」と話していた。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>