ベルマーレ 開幕戦白星スタート 1点を最後まで守り抜く
冷たい雨の中で迎えた2014シーズンの開幕戦。前半18分、山形のコーナーキックをインターセプトし、サイドライン際でドリブル突破を図った菊池が倒されてフリーキックを獲得。チャンスで今季から8番を背負う梶川が蹴ったボールに、ウェリントンが頭で合わせて先制する。このゴールで勢いづいた湘南が試合の主導権を握り始める。
このまま気持ちよく前半を折り返したいところだったが、残りわずかとなったロスタイム、梶川がこの日二枚目のイエローカードで退場。1点リードしながらも、1人少ない状況で残り45分間を戦うことに。
ところが後半開始10分、江陽中学校出身と平塚にも縁の深い山形のロメロフランクが退場処分。幸運にも数的不利な状況は早々に解消される。しかし、「今までの湘南スタイルとは少し違った形になったかもしれない」と試合後に曹監督が振り返ったように、攻撃のギアを上げる山形に対して湘南は下がりぎみで試合を進める。
どんな状況下でも前を向いて懸命に走る昨季までのスタイルに魅力を感じるサポーターなら、もしかすると後半の戦い方には多少の物足りなさも感じたかもしれない。だが、それも勝ちを意識したからこそ。「湘南スタイルは勝ってこそスタイル。よく走るとか若いとか元気があるなんてことは、所詮気休めにしかすぎない」―。
今季はまた1段ステップアップした”新湘南スタイル”が楽しめそうだ。
次ゲームの第2節は9日、敵地でV・ファーレン長崎、16日には「平塚市民デー」と題し、第3節でコンサドーレ札幌をホームに迎える。
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