ベルマーレ 師弟対決制して５連勝 首位の座守る
豪快なボレーを決めた菊池
開幕から間もないとはいえ、１位と２位の直接対決となった第５節――。かつて湘南を指揮した松本山雅ＦＣの反町監督と、そのもとでヘッドコーチを務めた曺監督の師弟対決ともあり、悪天候にも関わらずスタジアムは互いのサポーターの熱気に包まれた。
キックオフから試合は松本ペース。ボールを奪うとすぐに前線へボールを送るスピーディーな攻撃に対して湘南は守勢に回り、32分にはゴールネットを揺らされるもオフサイドの判定に救われる。
すると37分、丸山のロングパスを受けた大槻が右サイドから鋭いクロスを送ると、菊池がダイレクトボレーで松本ゴールを突き刺す。相手ＧＫが一歩も動けない見事な一発だった。
しかし松本もひるむことなく、その後も上位対決にふさわしい手に汗握る展開。そして60分、ついに同点に追いつかれる。ホームの大声援を受ける松本に流れが移ったかと思われたが、湘南は落ち着いていた。
わずか５分後には大槻が２点目を奪い、その後も松本の積極的な攻撃が衰えることはなかったものの、90分、93分に湘南が追加点を奪って開幕から無傷の５連勝を飾った。
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