ベルマーレ 上位対決 湘南に軍配 ハードワークで反撃振り切る
単独首位の湘南と勝ち点差を詰めたい2位ジュビロ磐田の上位対決となった第19節。同地での対戦は0対4で大敗した昨シーズンの苦い記憶が脳裏をよぎる。深化と継続を今季のスローガンに掲げる湘南にとって、自分たちが貫くスタイルの成長度合いを見る意味でも大きな一戦。湘南サポーターも大挙してアウェーのヤマハスタジアムに駆けつけた。
試合は序盤からセカンドボールを奪い合い、ボールを持てばゴールを目指す激しい攻防を繰り広げた。互いに好機を演出しながら迎えた39分、先制したのは湘南。右サイドでフリーキックを得た湘南は、素早いリスタートから遠藤のクロスに岡田がヘッド。一度は相手キーパーに弾かれるも、こぼれ球に詰めてネットを揺らし、前半を折り返す。
後半に入ると磐田も反撃。53分には強烈なミドルシュートを突き刺し同点に。次の1点が勝負の行方を左右すると思われたその7分後、三竿のコーナーキックに合わせたウェリントンが相手DFのオウンゴールを誘い、追加点をもたらした。
その後は、上位対決に相応しい一進一退の攻防が続き、手数をかけて攻め立てる磐田の反撃を、湘南は集中力を切らさないハードワークで振り切り試合終了。昨シーズン1分2敗の相手から勝ち点3を奪ってみせた。試合後、曺監督は、「サッカーは全力でプレーしながらも冷静な判断も必要。選手からいい意味で余力を感じた」と選手の成長を讃えていた。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>